志とは、「士(さむらい)の心」「大切な人を守り抜く」という究極の志を歴史の記憶の一片に光を当てて他にない独自の世界観で、鮮やかに表現しました。 |
和のデザインの奥深さに気づいたのは「二人で歩む人生」を描き始めた時から歴史が培った意匠、文様、伝承を、背景に流れる物語とともに、印象的に表現しました。 |
上弦の月の光がつくり出すシルエットそれは、一瞬が永遠であるかのような美しさ月下に浮かび上がる様々な四季の表情を日本人ならではの美意識で、優美に表現しました。 |
流水桜 | 鏡栗毛 | 縁結 | 今剣 | 夫婦緋桜 夫婦白桜 |
儚くも奥ゆかしい凛とした移ろいは、これからも変わることなく訪れる、穏やかな二人の日々を表しているかのようです。 | 戦国武将の山内一豊の妻・千代が名馬を買わせ、その内助の功で一豊は出世できたと言われる。その馬の名が「鏡栗毛」。気品溢れる名馬の存在が二人の絆を深めていきました。 | 人と人との縁を大切にしてきた和の心、そんな人との交わりの象徴が、日本の伝統工芸の組紐。細い数本の糸を束ね、さらにその束を交差させて固く編み上げる組紐、運命の糸を丁寧に結んできた二人の時間が重る。 | 平安時代末期の武将・源義経が「今剣」といわれる刀を携えていました。それは振るうためでなく自分の身を守ってくれる崇高な存在。信じ抜く強さ、それは大切な人を生涯かけて守り抜くという誓いにも重なります。 | 日本人の心を象徴する花といえば桜。硬く閉ざされていた冬から、新しく生きる力が芽生える春の始まりに、一斉に咲き誇る「白桜」、「緋桜」。その華やかさは、新たな人生を共に歩む二人の姿のよう。 |
春華 | 夢線 | お通の篠笛 | 桃始笑 | 龍馬 お龍 |
春の華をモチーフとしたリングです。大きなダイヤが特徴的です。 | 曲がることなく、絶えることなく、つながり続けるそれぞれの線には、二人の未来の夢を実現する「知恵」と「勇気」と「行動」が込められています。 | 運命に流されながらも、武蔵を恋しく思い続けた女性、それはお通。お通が奏でる篠笛の音色には、愛する武蔵への想いが込められています。 | 柔らかな桃の花弁は、天真爛漫な笑顔の様で見ると思わず笑みが・・・。いつの時代も、笑みを絶やさず移りゆく季節を愛おしむ日々を。 | 「新しい日本の夜明け」のために走り続けた龍馬。その熱き思いを、龍馬の生まれ故郷である土佐(高知県)・桂浜からゆっくりと昇る朝日で表現しました。 |
上弦月光(夜桜) | 組紐蝶 武蔵 | 竹取 与一 | 五頭龍 天女 | 上弦月光(輝竹) |
淡い月光に照らされながら、幻想的な世界を魅せる夜の桜。一瞬の静けさを永遠につなぎとめた、月と夜桜の姿を印象的に描きました。 | 「組紐蝶」は日本古来の伝統工芸品である組紐を蝶結びにしている様子をデザインしました。「武蔵」は宮本武蔵が剣の達人だったことを表す日本刀の鍔をモチーフにしています。 | 「竹取」は竹の特性から、隠し事がない、自制心、慎み深い事を表しています。「与一」は歴史上の人物である那須与一をモチーフとし、愛を射止めるというストーリーを浮き彫りでデザイン | 昔むかし暴れん坊だった龍が天女に一目惚れし、求婚するが悪行を理由に断られてしまう。しかし龍がよい行いを重ね、天女もその真心を信じて結婚を受け入れたという。 | 聖なる力を持つといわれる竹と、おだやかな月のシルエットがひたむきで美しい二人の心を表しています。 |
上弦月光(弥生) | 香梅 飛鶴 | 市松胡蝶(吉祥) | ||||
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静かに昇った上弦の月は、夜中になるとおぼろにかすみ、満開に咲き誇る桜を、しっとりとした光沢を持った光が優しく包みます。 | 戦国の世、選ばれし武将が鎧の上に羽織っていた陣羽織。そこに描かれていた吉祥文様。末永い幸せを願い、その代表的な文様である「飛鶴」、「香梅」を表現 | 最も「粋」であるとされた市松格子と江戸小紋の蝶が舞う洗礼されたデザインです。 |